銃で死ぬか、放射線か 一時制圧のチェルノブイリ原発

「ロシア兵の銃か、放射線か。どちらかで死ぬのだろう」。ウクライナ北部チェルノブイリ原発関連の職場で働く公務員オレクサンドル・スキルタさん(48)は悲惨な最期を覚悟した。ロシア軍がウクライナ侵攻初日の2月24日、同原発を制圧し、世界を震撼させてから100日余り。ロシア部隊は同原発を含むウクライナ北部から撤退したが、南部ザポロジエ原発は占拠されたまま。大事故の恐怖は消えない。記者は5月31日、関係当局の許可を得て、チェルノブイリ原発敷地に入った。

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