鎌倉の「納涼うちわ」、今年も完成 海爽やかに描く SDGs推進で再注目 

海辺をテーマに作られた今年の「納涼うちわ」

 鎌倉の夏の名物として知られる鎌倉市観光協会の「納涼うちわ」が今年も完成した。47作目の今回は、市内在住の日本画家野口満一月(みつき)さんが海辺をテーマに築港として知られる「和賀江嶋(わかえのしま)」の生き物や由比ケ浜の貝など、鎌倉の海を爽やかに描いた。

 うちわは丸みを帯びた形が特徴。環境に優しい竹製で、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)推進をサポートするアイテムとして再注目されている。毎年購入するコレクターもおり、古都・鎌倉のイメージと合ううちわは全国にファンがいるという。

 1万3500本を製作し、一般販売は約8千本。1本350円で、7日から市観光協会事務所や鶴岡八幡宮境内にある「大河ドラマ館」で販売されるほか、7~8日には東急ストア鎌倉店でも取り扱う。

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