宮崎県「ウィズコロナ路線」へ 経済回復前のめり鮮明

 新型コロナウイルス第6波の収束を前に、県が「ウィズコロナ路線」へと大きくかじを切っている。今年1月から続いた会食制限(1卓4人以下、2時間以内)は認証店に限り5日をもって解除、13日から30%のプレミアム付き「電子食事券」を発行する。医療の逼迫(ひっぱく)が生じない水準で感染を抑え込みつつ、傷んだ地域経済の回復へ重心を移し、コロナとの共生に向けた行動制限の出口戦略を模索する構えだ。変化を迫られる県の意思決定の背景を探った。

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