中学生が園児に声かけ誘導 幼稚園で交通安全教室

中学生が講師を務めた交通安全教室

 【下野】下野署の交通安全教室が1日、中大領の野ばら幼稚園で開かれ、同署で職場体験をしている石橋中の生徒が講師として参加した。

 同署は5月30日〜6月1日の3日間、同校の2年生4人を受け入れた。

 交通安全教室では、同署員が信号のルールや横断歩道の渡り方について年長児約80人に説明。生徒たちは段ボールで手作りした信号機を使ってサポートした。横断歩道を渡る練習も行われ、生徒たちは「手を上げて渡ろう」「右左右を確認しよう」と園児に声をかけて誘導した。

 同幼稚園を卒園した高橋俊介(たかはししゅんすけ)さん(14)は「警察のさまざまな仕事が体験できて楽しい。教えるのは難しかったが、また幼稚園に来られてうれしかった」と話した。

中学生が講師になった下野署の交通安全教室

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