リンゴ・スター、バークリー音楽大学から名誉学位を授与される

Ringo Starr Masterclass - Photo: PhBradley Kanaris/Getty Images

2022年6月2日、リンゴ・スター(Ringo Starr)が、バークリー音楽大学から名誉学位を授与された。

同校は当初、今年5月に開催した卒業式で、リンゴ・スターに名誉音楽学博士号を授与すること発表していたが、都合により本人が出席できなかったため、代わりに事前収録した卒業生へのビデオ・メッセージが上映された。このビデオの中でリンゴ・スターは、自宅のドラムを叩きながら、お馴染みの“平和と愛(Peace and Love)”の挨拶で2022年度の卒業生を祝福し、次のように語っていた。

「私はついに博士になりました。大学には行きませんでしたが、音楽を作る経験はたくさんしてきたので、私は私なりにこれを成し遂げたのだと思います」

[(https://www.udiscovermusic.jp/news/ringo-starr-drum-together-video)そして6月2日、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドのボストン公演にあわせて、バークリー音楽大学は、彼の音楽シーンへの貢献と功績を称える特別セレモニーを開催。同式典では、学生たちがリンゴ・スターのヒット曲の数々をアレンジして披露した他、オールスター・バンドのドラマーであるグレッグ・ビソネットと、バークリー音楽大学のエリカ・ミュール学長が祝辞を述べた。

その他のリンゴ・スター関連のニュースとして、先日、彼は「The Ringo Starr NFT Collection-The Creative Mind of a Beatle」と名付けたNFTアート・コレクションを、今月開催されるオンライン・オークションで販売することを発表した。ザ・ビートルズのメンバーによるNFTコレクションはこれが初となる。

6月13日に開催される“ジュリアンズ・オークション”のイベントには、リンゴ・スターが描いた絵がアニメーション化された非代替性トークンや、彼が演奏・録音した“カスタムメイドのドラム楽曲”などが出品され、ファンによって入札が行われる予定だ。

また、各NFTアイテムの購入者には、25インチ(63.5cm)四方のリンゴ・スターによるサイン入りキャンバスプリントの他、オークション終了後に、spatial.io がオンライン、VR、モバイル向けに制作した、彼のデジタル・アート・ギャラリー体験“リンゴランド(RingoLand)”で、リンゴ・スター本人と交流できるプライベート招待制の独占ヴァーチャル・ツアーへの参加権利が与えられる。

Written By Sam Armstrong

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