オリジナル日本酒醸造、市貝町と惣誉酒造がタッグ 今月からラベルデザインなど公募

5月に町内の農家で行われた酒造好適米「五百万石」の田植え

 市貝町と上根の蔵元「惣誉(そうほまれ)酒造」が町内産のコメを使ったオリジナルの日本酒の醸造販売に乗り出した。酒の名は「惣誉 サシバの里帰り 純米吟醸」。今月から町がラベルや箱のデザインを公募し、醸された酒は里山の猛きん「サシバ」にかけて来年3月4日午前8時に発売する。

 サシバが繁殖する里山の豊かな自然に恵まれた町のコメを100%使った地酒を町の活性化とPRにつなげたいと、町が昨秋、同社に醸造販売を提案。酒のラベルと化粧箱のデザイン公募の関連費用72万5千円を6月補正予算に計上し、可決された。

 商品名は「サシバが安心して帰れる環境を町が保ち、町に関わる人が故郷を思って飲める親しみやすい名に」と同社が名付けた。売り上げの一部は町に寄付され、自然保護に使われる。

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