10月開催の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」でともされる「炬火(きょか)」の採火に伴う集火が28日、県内市町のトップを切って高根沢町石末(いしずえ)の町民広場陸上競技場で行われた。
町内で行われる競技「ペタンク」「カローリング」「グラウンドゴルフ」の関係者が人力の回転摩擦による火起こし器を使って火だねを作り、県カローリング協会の遠藤敏幸(えんどうとしゆき)理事長らが持つトーチに点火。町スポーツ推進委員で会社役員の荒井貴大(あらいたかひろ)さん(31)が持つトーチへと移され、ミニ炬火台に点火された。
荒井さんは「国体に出場する選手が十分に力を発揮できるように、盛り上げていきたい」と話した。
炬火名の発表も行われ、公募作から選ばれた同町宝積寺、主婦吉澤文子(よしざわあやこ)さん(64)の「御料牧場広がる田畑 天地輝く高根沢の火」を加藤公博(かとうきみひろ)町長が読み上げた。
今後、各市町で順次採火が行われ、国体開会式で会場の炬火台に点火される。