ママでも金へ…レスリング女子の川井梨紗子選手がパリ五輪視野 12月全日本選手権で復帰目指す、5月に出産

川井梨紗子選手

 レスリング日本女子の金浜良ヘッドコーチ(HC)は6月6日、五輪2連覇の川井梨紗子選手(27)サントリービバレッジソリューション=が2024年パリ五輪出場を視野に入れていることを明らかにした。川井選手は5月10日に第1子となる女児を出産した。

 所属先でも指導する金浜HCは「本人はやる気でいる。準備やサポートを相談していきたい」と話した。同HCによると体を動かし始めており、現時点ではパリ五輪代表争いが本格化する12月の全日本選手権での復帰を目標にしているという。

 川井選手は2016年リオデジャネイロ五輪で63キロ級を制覇。昨夏の東京五輪は57キロ級で優勝した。妹で62キロ級の川井友香子(サントリービバレッジソリューション)とともに、夏季五輪で日本勢初となる姉妹金メダリストに輝いた。

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 また、2021年8月に福井県の敦賀気比高校レスリング部コーチ(現在は監督)と結婚したことを発表。生活拠点の敦賀市などで練習をしていた。

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