多世代が楽しめる音楽イベント「まんまーるミュージック・ウィーク」が4日、長崎県佐世保市の三ケ町アーケード内で始まり、子どもから大人までが癒やしの時間を過ごした。イベントは12日まで(8日は除く)。
子どもや高齢者、障害がある人たちとの共生を掲げる交流カフェ「まんまーる食堂」が同市栄町にオープンしたのを記念して企画。初日は同市在住のピアニスト、重松壮一郎さんと東彼東彼杵町の絵本作家、にしむらかえさんが「共生」をテーマに約50分間、即興でパフォーマンスした。
にしむらさんは、濃淡のあるグレー一色のキャンバスに、青や黄、ピンクなどの絵の具とクレヨンを使って鳥やチョウチョ、カタツムリ、魚などを描き入れ、太陽の光が全体を照らす「多くが集う明るいまち」を描写。重松さんは多様な音色で鳥の鳴き声や輝く太陽などを表現し、心地よい音色に買い物客らは足を止めて聞き入っていた。
カフェを開設した田中美貴さんは「子どもや大人、障害がある人も多くの人が集う場所にしていきたい」と話した。
“共生”テーマにミュージック・ウィーク 佐世保「まんまーる食堂」開店記念
- Published
- 2022/06/07 11:30 (JST)
- Updated
- 2022/06/09 11:15 (JST)
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