岡山市 経済活動支援など94億円 補正予算案発表 スマホ決済還元も

記者会見で2022年度一般会計補正予算案について説明する大森市長

 岡山市は7日、新型コロナウイルス禍の社会経済活動支援を柱とした94億500万円の2022年度一般会計補正予算案を発表した。11月に市中心部の県庁通りで初めて行う歩行者天国イベント、スマートフォン決済還元キャンペーンの第4弾などを盛り込んだ。10日開会の6月定例市議会に提出する。

 歩行者天国は11月27日を予定し、歩道を拡幅した市役所筋から西川緑道公園筋までの約300メートル区間が会場。飲食のテラス営業、マルシェ、パフォーマンスなどを想定する。同公園筋の歩行者天国イベント「ホコテン!」と同時開催とし、中心部のにぎわい創出を図る。定期開催を視野に事業効果を検証する。事業費2千万円。

 キャンペーン第4弾は11月の1カ月間で、決済事業者は2社とする。還元ポイント率は20%、最大8千円分の計画で経費は13億6600万円。路線バス・路面電車の運賃無料デーを7~12月の日曜日と祝日に計8回実施する交通応援事業費2億800万円、市立小中・義務教育学校の給食費の値上げ分を助成する経費2億2千万円も計上した。

 記者会見した大森雅夫市長は「岡山城の再オープンなどがある今秋を焦点に予算を編成した。岡山を大きく盛り上げていきたい」と話した。

 補正後の一般会計総額は3623億5200万円で前年度同期比2.9%増。

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