雲海が見れるスノーピーク直営キャンプ場・奥日田を詳細レビュー!スノピ最高標高を誇る九州の絶景が!

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アメリカ在住のアウトドアライター舟津です。コロナでなかなか日本に帰れなかったのですが、先日やっと日本へ帰国。久々の日本ですが、暑くなる前にスノーピーク奥日田キャンプフィールドでキャンプを楽しんできました!今回は、標高950mを誇る絶景が眺める「スノーピーク奥日田キャンプフィールド」の特徴やおすすめサイトを紹介したいと思います。

スノーピーク奥日田キャンプフィールドとは?

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「スノーピーク奥日田キャンプフィールド」は、九州唯一のスノーピーク直営キャンプ場です。

場所は、温泉とひな人形が有名な大分県の日田の中心地豆田町から車で40分ほど。町からさほど距離はありませんが、とにかく行くまでは山道をぐるぐる登ります。一瞬「本当にここでいいのか?」と思ってしまいますが、山道の途中から「スノーピーク」の看板が案内してくれました。

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「スノーピーク奥日田キャンプフィールド」の特徴は、標高が高いところにあるため、眺望がよく、運が良ければ雲海が見られ、夏のグリーンや冬の雪など四季折々の景色が楽しめるところ。

フリーサイトや区画電源オートサイトなど、数種類のサイトタイプがあり、自分のキャンプスタイルに合わせてサイトが選べ、テントやタープの貸し出しや、「手ぶらCAMPプラン」もあり、初心者でも気軽にキャンプが楽しめるところです。

スノーピーク奥日田キャンプフィールド

所在地 〒877-0212大分県前津江町大野64-1

サイト利用料:全サイト共通¥3,850 +¥400(リサイクル料金)
(1サイト6名、車1台、テント・タープ1張)

それぞれのサイトタイプの特徴は...

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「スノーピーク奥日田キャンプフィールド」は4つのタイプのキャンプサイトがあります。

フリーサイト(サイト数:15)

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その名の通り、サイト内の好きなところにテントを設営できる場所。ただし、車は横付けできず指定の場所に駐車(しかし、離れていない)。ひらけたスペースで開放感があり、サイトから眼下が望める眺望がよい人気サイト。

電源:X
車の横付け:X

フリーオートサイト(サイト数:15)

上記のサイト同様フリーサイトですが、ここは車の横付けが可能。森に囲まれ、緑に包み込まれるようなマイナスイオンをたっぷり感じられるサイトです。木の下にテントを設営すれば、木陰ができ夏は直射日光を当たらずにすむ。

電源:X
車の横付け:〇

区画電源オートサイト(サイト数:43)

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各サイトに電源・照明・水道付き。(現在水道は使用禁止)ここも木々に囲まれ、ひとサイトごと区画されているため、プライベート感あり!木があるので、木陰ができ涼しい。場所が決まっているため、初心者でも周りを気にせずテントが設営できる。

電源:〇
車の横付け:〇

N区画電源オートサイト(サイト数:13)

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1番高い場所にあり、管理棟やシャワーなどの施設横で利便性がよい電源付きサイト。ひらけた場所にあり、木などサイトを仕切るものがないため、グループで数サイト利用する場合にもおすすめ。

電源:〇
車の横付け:〇

各サイトの特徴まとめ

初心者には、電源があるサイトの方がいざというとき便利。冬は寒くなるため、寒い季節は電源サイトは重宝します。

景色重視の人は、断然フリーサイトがおすすめ!ここからは眼下に広がる景色が見られ、運が良ければ雲海を見ることも!

また、N区画電源オートサイトとフリーサイトはひらけているため、天体観測にもおすすめです。

施設は充実!自動販売機にはイノシシ肉もあり

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管理棟内にはスノーピーク商品のストアも兼ねており、その種類は豊富。ストア横の芝生には、テントやタープなどの大型キャンプギアが展示され、実物の大きさやカタチを見学できます。

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スノーピーク商品だけでなく、日田の特産品のお酒なども販売。管理棟にある自動販売機には、BBQ用の肉が販売され、その中には日田産のイノシシ肉も販売されています。

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ちなみにその販売機にはフォカッチャやケーキなども販売され、バラエティー豊か。もちろん、氷や薪もストアでは販売されているので、忘れ物をしてもここでキャンプで必要なモノは揃えられます。

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清潔なトイレ・炊事棟

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「キャンプでトイレはあるだけよい!」と思っている人もいますが、やはりきれいなトイレは理想。ここのトイレは各サイト随所にあり、清潔。しかも、暖房便座と温水洗浄装備で寒い季節でも「ヒヤッ」とすることはありません。

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トイレと共に炊事棟も随所にあり、調理もしやすい広さ。そして、ここも温水がでるので、顔を洗うときなどにも重宝します。

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シャワー

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残念ながら、現在はお風呂は使用できませんが、コインシャワーは完備。シャワーは管理棟の建物にあり、男女各4つ。各シャワーサイトにコインマシーンがあり、それにお金を入れて使用します(10分200円)。

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シャンプー、リンスは備わっていないので各自持参しましょう。脱衣所もあり使い勝手はよいのですが、夕方はシャワー混雑になることも。24時間使用可能なので、夕方を避けていくのがおすすめ。

ゴミ捨て場

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キャンプ場内にはごみ箱はありませんが、管理棟駐車場横にゴミ回収スペースがあります。チェックインの際に、燃えるゴミ用のごみ袋が渡されます。その他の缶や瓶は、袋に入れず直接そのごみ回収スペース内にある缶、瓶用のごみ箱に入れます。

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ガス抜き(スノーピークのクワガタ)も備わっているため、キャンプで出た使用済みのガス缶も穴を開けて捨てられます。

今回利用したサイトは「区画電源オートサイト」

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今回は、姉の家族(大人2人+子供2人)と私で計5人で利用。姉夫婦はキャンプ初心者で、テントを持っていなかったため、今回エントリーパックTT(テント・タープ、マットシート、ペク、ハンマー付き)をレンタル。

何もキャンプギアが要らない「手ぶらCAMPプラン」のほかにも、テント、タープ、チェア、テーブル、シェラフ、ランタン、ストーブなどさまざまギアがレンタル可能。「買うか買わないか迷っているギア」もレンタルすることで、その使用感が体験でき、気に入ればストアで購入することができます。

受付で、サイトの説明とレンタル品を受理。自分が持っているテントではないものを設営するのはちょっと不安でしたが、「テントの設営が難しいかもしれないので、もしやり方がわからなかったら遠慮せずに言ってください。ヘルプにいきます」と受付で言われ安堵。

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区画電源オートサイトは43サイトあり、電源などの条件は一緒ですが、それぞれサイトの大きさや見晴らしが異なります。リピーターの中にはサイト番号のリクエストをする人もいるとのことですが、あくまでもリクエストベース。

今回私たちはC4のサイト。チェックインは13時からでき、私たちは14時頃に到着しましたが、ほとんどのサイトは埋まっていました。

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「C4」サイトは、周辺が木々に囲まれた静かなサイトで、設営や撤収のときも木陰になっていたため、暑くなく快適に過ごせました。

サイトにはライト、電源、水道付き(水道は使用禁止)。Wi-Fiはなかったのですが、携帯電話の電波はあり、夜、子供は動画を視聴。電源があるので、携帯電話やタブレットなどを充電できる点も初心者にはうれしいところです。

(左)プラグがさせないタイプ (右)プラグがさせるタイプ

ただし、普通のプラグでは問題なかったのですが、私のカメラ充電器は形状があわず充電できず…。そこは少し注意が必要です。

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新緑が美しく、マイナスイオンをたっぷり感じられ、自然を十分堪能できるサイト。ただし、木々が茂っているため、このサイトからは眼下の展望は見えません。次回は違った景色が楽しめる、ひらけたスペースにある「フリーサイト」を予約したいと思いました。

温泉地「日田」も併せて堪能しよう

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キャンプサイトにはお風呂はありませんが、山を下りた場所(車で約30分)には「奥日田温泉うめひびき」があります。

私たちは、チェックアウト後朝に立ち寄り湯をしましたが、ほとんど人がおらずほぼ貸し切り。新緑が望める絶景のインフィニティー風呂を贅沢に堪能しました。

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この「奥日田温泉うめひびき」に併設される「梅酒蔵おおやま」では、名産の梅を使用した梅酒が作られており、試飲や梅をつかった食材など、ここでしか買えない商品が販売されているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

人気のキャンプ場なので予約は早めに!!

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今回は週末だったため、ほぼすべてのサイトは埋まっていました。

これからキャンプシーズンで週末はもう現時点で空きがない状態。今回は運よくキャンセルが出て予約ができましたが、標高が高い場所で夏でも涼しく、避暑にもなるキャンプサイトなので、これからキャンプを計画している人は、早めに予約をすることをおすすめします。

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