霧島酒造、黒霧島など芋焼酎16銘柄を値上げ 「サツマイモ基腐病」で収穫量減危惧

黒霧島25度(900ミリリットル)紙パック

 霧島酒造は6月8日、芋焼酎の価格を2022年9月1日出荷分から改定すると発表した。芋焼酎の計16銘柄でメーカー希望小売価格(税抜)を2~11%程度引き上げるという。主力商品の「黒霧島」は8%程度の引き上げ。

 同社のホームページによると、主原料のサツマイモや、原油価格の高騰に伴う包装資材や燃料費などのコスト上昇が要因という。さらに、2018年に国内で初確認された病害「サツマイモ基腐病」の拡大で、昨年に続きサツマイモの収穫量の減少が危惧されていることもあり、価格改定に踏み切った。

 同社は「今後も引き続き、安全で高品質な商品をご提供できるよう努力してまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。

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