コロナ貸付金 8月末まで申請延長 物価高騰で岡山県、自立支援金も

岡山県庁

 岡山県は8日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で困窮した世帯を対象とする特例貸付金と給付金の申請期限を8月末まで延長すると発表した。今月末までとしていたが、コロナ禍の長期化に加え、物価高騰に伴って支援の継続が必要とする国の方針を踏まえた。

 貸付金は、休業などで一時的に生活費が必要な世帯に最大20万円を貸し出す「緊急小口資金」と、主に失業して長期の減収を余儀なくされそうな世帯に1回60万円を上限に融資する「総合支援資金」の2種類。給付金は「生活困窮者自立支援金」で、貸付金を限度額まで借りた世帯に最大30万円を支給する。

 貸付金は市町村の社会福祉協議会、給付金は市町村の福祉事務所や各県民局で申請を受け付けている。問い合わせは県障害福祉課(086―226―7344)。

 県によると、貸付金は4月22日時点で6万1838件、給付金は同30日までに3250件の申請があった。

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