豊田利晃(監督)×渋川清彦(主演)×向井秀徳(音楽)による<狼蘇山シリーズ>最新章『生きている。』、7月24日(日)ワールドプレミア公開イベント決定!

時代と社会に迅速に呼応し、揺るぎない信念と祈りをもって世界と映画館を震わせ続ける唯一無二の映画監督、豊田利晃。 狼蘇り信仰を軸に、2019年『狼煙が呼ぶ』、2020年『破壊の日』、2021年『全員切腹』と毎年、混沌の時代に挑む作品を作り続ける<狼蘇山シリーズ>を生み出し、2022年、最新映画『生きている。』が完成。ポスターヴィジュアルとティザー映像が解禁、豊田監督よりコメントが届いた。

豊田利晃監督 コメント

毎年、2月6日に和歌山県新宮市で行われるおとう祭りに10年以上参加している。

白装束に身を包み、身体に荒縄を巻き、松明を持って山に上り、御神火をつけて階段を駆け下りる。火祭りとも呼ばれる祭りだ。原田芳雄も20年以上、参加していて一緒に山に上ったのは僕にとって宝のような想い出だ。

コロナパンデミックの影響で2年連続、今年も中止になった知らせを聞き、原田芳雄や中上健次が愛した祭りを、自分たちで映画の中で再現してみたくなった。

祭りとは一年に一度、自らの霊性に目覚め、生命力を自覚する日だ。そして仲間たちと逢える日。一日で終わり、また普段の日常に戻っていく祭りは、どこか映画作りとよく似ている。

「映画は祭りだ」とは映画人がよく口にする言葉だ。

この時代に生きる意味を問いかける、力が溢れ出すような映画にしたいと思った。生きているのかいないのか、それは自分だけが知っている。生きていること、それだけがいつの時代でも希望の証だ。

『生きている。』は、神社の祭りに松明を持って現れた男が騒動を起こす18分の短編映画。主演は、『真犯人フラグ』『ザ・タクシー飯店』などテレビでも注目を集め、豊田組の常連かつ盟友の映画俳優、渋川清彦。映画音楽はZAZEN BOYS/NUMBER GIRLの向井秀徳、エンドクレジット曲を切腹ピストルズが担当。<狼蘇山シリーズ>の新章とも言える作品が誕生した。

▲渋川清彦

▲向井秀徳

▲切腹ピストルズ

現在、映画館での本作上映は予定されていないが、7月24日に渋谷WWW Xにて、<映画『生きている。』ワールドプレミア公開イベント>が決定。映画のワールドプレミア上映のほか、イッセー尾形の一人芝居、切腹ピストルズ、向井秀徳のライブとともに、祭りが立ち上がる。イッセー尾形の一人芝居は、『泣き虫しょったんの奇跡』『全員切腹』出演に続き、豊田監督の熱烈なラブコールにより実現した。

▲イッセー尾形

チケットは 6月11日(土)10:00より、豊田組ショップ内にて販売スタートする。詳細はこちら。

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