長崎市川原町の民家の畑で、一つの株から分かれた約50のヒマワリが咲き誇り、近くの人の目を引いている。てっぺんの花は約3メートルを超す。所有者の福田チエ子さん(75)の身長は約150センチ。青空に映える“ヒマワリタワー”を仰ぎながら「初めて見た」と驚きを隠せない。
福田さんによると、約40年前から約65平方メートルの畑の右側に花、左側には野菜を植えている。ヒマワリは30年以上、こぼれ種から花畑に咲いていた。今年4月、野菜畑にもヒマワリがあることに気付いた。5月末から茎と枝がぐんぐん伸び始め、花畑にあるヒマワリよりも濃い黄色の花をたくさん付けたという。
佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)によると、ヒマワリは野生種、園芸種を含め約100種類ある。巨大化については「同じ種でも管理の仕方によって生育状況は変わるため、原因は一概に言えない」としている。
一方、福田さんは「巨大ヒマワリの場所は低地だから、肥料が流れ込んで栄養が多いのかも」と推測している。
ヒマワリぐんぐ~んと3メートル超! 長崎・福田さん宅 1株から50個の花
- Published
- 2022/06/09 11:00 (JST)
- Updated
- 2022/06/10 13:00 (JST)
© 株式会社長崎新聞社