『ベントレー・コンチネンタルGT/GTC』に、パフォーマンスとビジュアルを融合した“S”が登場

 2003年のデビュー以降、3世代目へと進化を遂げブランドを牽引するモデルとなったベントレーの『コンチネンタルGT』シリーズに、ドライビングパフォーマンスとビジュアルプレゼンスを重視した“S”モデルが登場。パワフルで積極的な走りを表現した、凜とした佇まいを醸し出す各種アイテムが採用され、同シリーズに新たな選択肢が加えられた。

 現在も6.0リッターW12エンジンが圧倒的なパワーを発揮する『コンチネンタルGTスピード』や、4.0リッターを搭載する『コンチネンタルGT V8』などが展開される『コンチネンタルGT』だが、今回投入された“S”はパフォーマンスを重視したデザインとエンジニアリングにより、V8搭載車の中でもよりスポーティなキャラクターを強調したモデルとなっている。

 最高出力550PS、最大トルク770Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか4.0秒を誇る心臓部は、クランクシャフトにクロスプレーン方式を採用。そのV8の鼓動を強調し、最大限に楽しむべく、このGT SとGTC Sにはスポーツエキゾーストが標準装備されている。

 小気味よく軽快に吹け上がり、優れたレスポンスを発揮するエンジンに対し、俊敏な走りを実現するべく48V電動アクティブ・アンチロール・コントロール・システムの“ベントレー・ダイナミックライド”を採用。コーナリング時には各アンチロールバーに内蔵されたモーターが最大1300Nmのトルクを0.3秒以内に発生させ、コーナリングフォースを抑制してロールを最小限に抑える一方、巡航時は左右ホイールをデカップリングすることによって快適な乗り心地をもたらされる。

 そうした走りの世界観を表現するべく、エクステリアではブラックグロスのラジエターグリル、ブラックのブライトウェア、フロントフェンダーのSバッジなどを採用。

 ヘッドライトとリアライトはダークティント、エクステリアのブライトウェアはすべてグロスブラックとし、ブランドの象徴でもある”ウイングドB”のバッジと”BENTLEY”ロゴだけがブライトクローム仕上げに。さらにリヤウイングはダークなエクステリアにマッチするグロスブラックとすることで、統一感のある凜とした佇まいに仕上げられた。

今回投入された“S”はパフォーマンスを重視したデザインとエンジニアリングにより、V8搭載車の中でもよりスポーティなキャラクターを強調したモデルとなっている
完全新設計の22インチホイール。Y字型の5本スポークの仕上げはグロスブラック、または新登場のペールブロッガーサテンを選択することが可能に

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 その精悍さを強調するもうひとつのアイテムが完全新設計の22インチホイールで、Y字型の5本スポークの仕上げはグロスブラック、または新登場のペールブロッガーサテンを選択することが可能に。レッドペイントのブレーキキャリパーがよりスポーティな雰囲気を醸し出すとともに、グロスブラック仕上げとブライトマシニング仕上げを施した専用の21インチトライスポークホイールも用意される。

 一方のインテリアもSモデル専用のツートンカラースプリットとされ、ステアリングホイール、ギアレバー、シートクッション、シートバックレストにはスエード調のダイナミカ素材を採用。シートボルスター、ドアパッド、インストルメントパネル周り、コンソール周りにはレザーハイドが配置され、Sデザインのフルートシートはオプションでキルティングも選択可能となっている。

 その各シートヘッドレストには“S”のエンブレムが刺繍され、無償オプションでベントレーウイングの刺繍に変更することも可能に。フェイシアの金属製“S”バッジがさりげないアクセントとなり、イルミネーテッドトレッドプレートには“Bentley Motors Ltd”の代わりに“S”のデザインが刻まれる。

 この『ベントレー・コンチネンタルGT S/GTC S』の日本導入時期や価格は、追ってアナウンスされる。

インテリアもSモデル専用のツートンカラースプリットとされ、ステアリングホイール、ギアレバー、シートクッション、シートバックレストにはスエード調のダイナミカ素材を採用
各シートヘッドレストには”S”のエンブレムが刺繍され、無償オプションでベントレーウイングの刺繍に変更することも可能に

ベントレー公式サイト:https://www.bentleymotors.jp

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