ヘアドライヤーの電源コード、ねじれ直し火花  巻き付けて収納し断線、やけどやけがも【教えて!相談員さん】

 「ヘアドライヤーを使用中、急に風が出なくなった。本体とコードの付け根部分のねじれを直したところ、バチバチッと音がして火花が出た」という相談があり、話を聞いたところ、ヘアドライヤーを収納するときは、電源コードを本体に巻き付けた状態で収納しているとのことでした。

 ヘアドライヤーは身近な製品ですが、使用中にコード断線による火花が発生したり、時にはやけどやけがを伴う事故の相談があります。特に、ヘアドライヤーの電源コードに関するものが多く、取扱説明書で注意しています。

 今回のケースも、電源コードを本体に巻き付けた状態での収納を繰り返し行っていたため、本体側のコード付け根部分に過度なストレスが加わったことが原因でした。

 取扱説明書にも「電源コードはひっぱらない。コードを本体に巻き付けない、火災の恐れがある」との警告表示がありました。

 また、コードの外観に異常が見られなくても、内部で断線している場合があります。電源コードの変形やスイッチの入り切りが不安定な場合は使用をやめましょう。福井県消費生活センター=電話0776(22)1102、福井県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。

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