真庭市北房地域の備中川で、ゲンジボタルが乱舞するシーズンを迎えた。無数の光がふわふわと漂い、初夏の夜を彩っている。
日が沈むと草むらからぽつりぽつりと飛び始め、暗闇と水面に黄緑色の淡い光線を描き出す。家族連れやカメラマンが次々と訪れては幻想的な雰囲気を楽しんでいる。
北房ホタル保存会によると、今週末にピークを迎え、20日ごろまで楽しめそう。「ホタルは繁殖のために発光する。妨げになるライトを直接当てず、そっと見守って」と呼び掛けている。
北房文化センター(上水田)一帯で、11日午後4時から地元児童らによるホタルにちなんだミュージカルや学習の発表会、12日正午から音楽イベント「HOTARU Fes」が開かれる。
ホタル観賞の問い合わせは市北房振興局(0866―52―2111)。