大分トリニータは6月11日、昭和電工ドーム大分でアルビレックス新潟と対戦する。FW渡辺新太選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は6月10日付本紙に掲載)
ホーム町田戦に3-1で勝利したトリニータ。渡辺新太選手は前節の群馬戦に続き、2戦連続ヘディングでのゴールを決めた。「意識してヘディングを練習していました。決められて良かったです」と笑顔ながら引き締まった表情を見せた。
―連戦中は体調管理など工夫しましたか?
90分フルでの出場はあまりなかったので普段通り、しっかり練習してマッサージして、休んで、栄養補給してって感じでした。僕自身、1週間ごとに試合があるより、中3日である方が楽しいと思うタイプなので。
―町田戦は相手DFに当たったこぼれ球に飛び込むような難しいシュートでしたが、落ちてくるボールの位置を予測できましたね。
元々ゴールへの意識が強く、こぼれ球への嗅覚は自分の武器だと思うので、そこはしっかり出せたかなと思います。2試合ゴールできたことは素直にうれしいですけど、リーグ戦では3点しか取ってないし、自分の役割としてはまだまだ足りず、全く満足していません。どん欲にゴールを狙っていきたいです。
―チームとして結果が出てきましたね。
そうですね。戦術どうこうよりも、一人一人自分がやるべきことをしっかりやる。球際だったり、走ることだったり、ベースの部分で負けないことがすごく大事。プラス、「勝ちたい」という気持ちが相手より上回ってきたとも思います。ただ、続けないと意味がありません。「勝利」という結果は紙一重のところがあるので、一喜一憂せずにもっと高めていきたいです。
―昇格するために必要なことは?
負けないことですかね。難しい展開でも負けなかったり、最後の最後に追いついたり…。本当に1試合、1試合が勝負だと思っています。
―新潟戦に向けて。
個々の選手が目の前の相手に負けないことを意識して、僕自身チームを勝たせられるゴールが取れればなと思っています。
(小野郁)