コロナ新規感染者 3週連続で減 岡山県、20週ぶり2千人下回る

 岡山県は10日、直近1週間(2~8日)の新型コロナウイルス感染状況を発表した。新規感染者数は1993人と3週連続で減少。2千人を下回ったのは1月13~19日の週(1795人)以来20週ぶりとなる。病床使用率をはじめとする各種指標も改善傾向にある。

 県によると、1日当たりの新規感染者数は1週間を通じて前週の同じ曜日を下回り、合計は前週(5月26日~6月1日、2914人)に比べて3割以上減った。学校や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)の発生も10件と前週(23件)より少なかった。

 各種指標では、医療現場の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が14.3%と3.8ポイント減少。10万人当たり療養者数は121.8人(前週182.9人)、市中感染の広がりを表すPCR陽性率は22.3%(同32.7%)といずれも改善した。

 一方、感染者の高止まりは続いているとして、全体のレベル判断は医療への負荷が生じ始める「レベル2」を維持する。県は「気を緩めると増加に転じかねない。熱中症に気を付けながらマスク着用や手指消毒といった対策を引き続き心掛けてほしい」としている。

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