小イワシ解禁 “広島しかできない” 巻き寿司 食卓にも夏の訪れ

広島の食卓にも夏の訪れです。10日、シラスよりも大きな「小イワシ漁」も解禁され、スーパーで取り扱いが始まりました。『小イワシの巻き寿司』も新登場した店頭では、多くの人が旬の味を買い求めていました。

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「ヤマスイ サンリブ五日市店」には、10日午前6時半に小イワシ80キロが入荷しました。開店に向けて、手際よくさばかれていきます。

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広島・呉市で水揚げされた生シラスもパックに小分けされました。

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中根夕希キャスター
「きょうからイワシ漁が解禁です。届いたばかりのイワシが、今、まさに店頭に並び始めています。とっても新鮮なイワシが並んでいます」

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店頭には、天ぷらに最適な尾頭付きから、職人技で処理された刺身、そして、小イワシの握り寿司…。

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お店の新メニューが、『小イワシの巻き寿司』です。

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ヤマスイ サンリブ五日市店 北谷勝 店長
「おいしいと思う。まだ食べていないけど。新鮮じゃないとできない。イワシは、すぐやわらかくなるから次の日は絶対、無理」

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さっそく試食させてもらいました。

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中根夕希キャスター
「何か笑いが出てしまいますね。いただきます。イワシが口の中にあふれています。新鮮! 本当においしいです。くさみは全くないです。この食べ方、いいですね」

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北谷勝 店長
「これは広島しかできません。よその地域では難しい」

10日が解禁ということもあって、待ち望んだ多くの買い物客が、商品を手にしていました。

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訪れた人たち
「きょうは生シラスが入ると教えてもらったので、朝イチに来ました。この季節しか食べれないので、いつも楽しみにしています」

― どう調理?
「天ぷら。待っていたから」

ことしの小イワシの出来は、どうなんでしょうか?

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北谷勝 店長
「去年に比べると出足は大きい。最初にしてはデカいので、天ぷらにしても刺身にしても最高だと思います」

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初セリの取引価格は、ご祝儀相場もあって去年より2割ほど高値だということです。ただ、去年は、コロナ禍で飲食店の休業もあって、引き合いが少なかったそうです。

北谷勝 店長
「去年は安かった。きょうの2割ほど安かった。(来週)月曜日・火曜日からだんだん値が下がってくる。日に日に。毎年です」

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広島県内の小イワシ漁は、毎週水曜日と週末の土日が、禁漁日となっているため、入荷は、週4日となっています。

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