埼玉県警所沢署は10日、所沢市の無職女性（82）がキャッシュカード5枚と預金通帳1通をだまし取られる被害に遭ったと発表した。女性や家族の口座からは計2600万円が引き出されていたという。
同署によると、4月26日午後1時半ごろから数回にわたり、女性方に市役所職員などを装う男から「医療費の還付金がある」「カードを新しくしないといけない」などと電話があった。女性は同4時ごろ、自宅を訪れた金融機関職員を装う男に、女性や家族名義のキャッシュカード5枚と預金通帳1通を手渡した。
不審に思った女性が5月12日、知人に相談。金融機関に問い合わせたところ現金が引き出されていることが分かり、110番した。自宅に訪れた男は20歳ぐらいで約165センチ、黒色短髪だった。
