冨安も新境地!今季「両SB」で活躍した5名

2021-22シーズンの終盤にアーセナルのDF冨安健洋は左サイドバックとしても活躍した。

そこで今回は、今季同じく両サイドバックとしてプレーした5人の選手を見ていきたい。

ティモシー・カスターニュ

レスターのサイドバック、ティモシー・カスターニュ。ベルギー代表の選手である。

母国の名門、ヘンク出身であり、2017年にアタランタへ加入。右だけでなく左のウイングバックでも起用されるようになり、チームの歴史的な躍進に貢献した。

2020-21シーズンからはレスターでプレー。ここでもフォーメーションを問わず左右のサイドで遜色なく活躍しており、また時にはセンターバックとしても起用されるなど、多彩さを見せている。

エルセイド・ヒサイ

アルバニア代表のDF、ヒサイ。クラブでは、ナポリの主力としての長きに渡る活躍で知られる選手である。

昨夏ラツィオにフリーで加入し、エンポリ時代からの師匠である指揮官サッリと再会を果たしている。本職は右サイドバックの選手だが、ナポリでは度々左でも起用され、昨季に至ってはむしろ左サイドバックのファーストチョイスとして活躍していた。

新天地で迎えた2021-22シーズンも両方のサイドでプレーしており、幅広くチームを助けている。

ナチョ・フェルナンデス

レアル生え抜きのベテランDF、ナチョ。本職のセンターバックに加えて両サイドも守ることができる器用な選手である。

特に2021-22シーズンはそのユーティリティ性が光ったシーズンとなった。最終ラインの全てのポジションでプレーしており、離脱者の穴埋めもそつなくこなしている。

出場機会は断続的であるにも関わらず、重要な試合での起用にも結果で応えており、レアルの成功を影で支えた功労者の一人と言えるだろう。

ヨアキム・メーレ

アタランタのウイングバック、メーレ。以前はヘンクの右サイドバックとして活躍していた選手である。

2021年の冬にアタランタへ加入し、当初は引き続き右サイドを中心にプレーしていた。昨夏に行われたEUROでは、デンマーク代表の一員としてプレー。左ウイングバックで起用されると、その風貌からは想像もつかない攻撃的なプレーでチームの快進撃を演出した。

それもあってか、迎えた2021-22シーズンはクラブでも左で起用されるようになり、両サイドで活躍を続けている。

ジョアン・カンセロ

マンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ。

ユヴェントスから加入した当初はベンチに座ることも多かったが、右サイドバックだけでなく左サイドでもプレーするようになってからは徐々に出場機会が増加した。

迎えた2021-22シーズンはチームにとって欠かせない選手となり、フィールドプレーヤーの中では最も多い出場時間を得ている。

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いずれのサイドにおいても持ち前のオフェンス力を発揮しており、とりわけ左ではウイングのような鋭い仕掛けでチームの攻撃に厚みをもたらしている。

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