健康な中学給食は? 川崎市教委が献立募集 初の生徒投票も

昨年度のコンクールで市長賞(最優秀賞)を受賞した献立

 給食への関心を高めてもらおうと、川崎市教育委員会は、毎年恒例の「中学校給食献立コンクール」の作品を募集している。本年度は生徒部門で、最優秀の市長賞を選定するための生徒投票も初の実施を予定する。最優秀のメニューは来年1、2月に全市立中学校で提供する。応募は8月29日まで。

 生徒、保護者の2部門で募集していて、テーマは「私の考える『健康給食』」。生徒部門は主食と主菜、副菜、汁物がそろった献立を募り、市長賞1点と優秀賞7点を選ぶ。保護者部門は、中学生に食べさせたい1品分の料理の献立を募り、最優秀賞1品と優秀賞数点を選ぶ。

 両部門とも加熱を基本とし、大量調理に適していることなどが審査基準となる。市内産農産物「かわさきそだち」や県内産食材を使い、地産地消を意識した料理とする。

 9月下旬に審査結果を発表し、生徒部門の市長賞は来年1月、保護者部門の最優秀賞は来年2月の給食で提供する。市教委の担当者は「献立づくりを通して給食を身近に感じてもらうとともに、栄養バランスを考える機会にしてもらいたい」と多くの応募を呼びかけている。

 学校などで配布している応募用紙に必要事項を記入し、在籍する中学校へ提出する。問い合わせは、市教委健康給食推進室電話044(200)0244。

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