「真岡の夏まつり」3年ぶり開催へ 花火大会は中止

昨年は2年連続の中止となり、大前神社の本社神輿をトラックの荷台に載せて巡回する「町会渡し」を行った

 「日本の夏祭り百選」に選ばれている「真岡の夏まつり 荒神祭(こうじんさい)」が7月22~24日、真岡市中心部で3年ぶりに開かれる。一方、栃木県の指針に基づく感染対策を十分に講じることが難しいとして、23日の花火大会は中止する。市が13日、発表した。

 祭りは市夏祭町会連合会の主催。新型コロナウイルス感染症の影響で2年連続で中止となっていた。今年は無観客とし、規模を縮小して神輿(みこし)渡御や山車屋台の運行をする。宮出しや宮入りの際に渡御する距離を短縮し、町会渡しはトラックで行う。

 参加者は新型コロナワクチン3回接種済みかPCR検査陰性、当日朝の抗原検査陰性を証明することなどを条件とする。子どもや中学生による渡御は中止とする。緊急事態宣言などの対象地域となった場合には中止も検討する。

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