沖縄県内のコロナ493人3人死亡 感染者数は下げ止まり(6月14日朝)

 沖縄県は13日、新たに10歳未満から90歳以上の493人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。3人の死亡と8日に発表されたクラスター(感染者集団)の追加感染が報告された。12日発表の感染者は1126人だった。
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 13日は前週の同じ曜日から58人増加し、感染者数は下げ止まりの状況。県は「病床使用率も低く、医療逼迫(ひっぱく)につながる状況ではない」と見解を述べた。下げ止まりが一時的なものかどうかを、感染状況を見ながら判断するとした。
 死亡したのはうるま市の60代男性、那覇市の80代女性、那覇市の90代男性の3人。5月13日から24日の間に陽性が判明して入院し、同月末までに亡くなった。累計の死者数は473人となった。
 8日に発表された県立南部医療センター・こども医療センターのクラスターで新たに7人の感染が発表された。感染経路などは調査中。10代の新規感染者数が94人と最多。感染経路は家庭内が150人で最多だった。米軍の新規感染者は44人だった。 (金盛文香)
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