NHK杯長崎県高校野球 海星が8年ぶり優勝

【決勝、長崎商-海星】投打で総合力の高さを見せた海星。6回1失点と好投した先発の塚本(右)と8回裏2死一、二塁から代打で中前適時打を放った柿本=県営ビッグNスタジアム

 第70回NHK杯長崎県高校野球大会最終日は12日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝と3位決定戦が行われ、決勝は海星が長崎商に7-1で快勝し、8年ぶり17度目の優勝を飾った。
 海星は二回2死三塁から伊藤の中前適時打で先制。五回に山口の中犠飛で1点を加えると、六回に西村の中前2点打と田川の左中間2点二塁打、八回に代打柿本の中前適時打で突き放した。投げては先発右腕の塚本が6回1失点。七、八回は左の吉田、九回は右の向井が反撃を断った。
 長崎商は0-2の六回に大坪の左翼線二塁打の後、送りバントとスクイズで1点差に迫ったが、守備で粘れなかった。
 3位決定戦は昨秋、今春に続いて唯一、3大会連続で4強入りした諫早農が長崎西との乱打戦を10-9で制した。
 これで夏前の公式戦は終了。甲子園出場を懸けた第104回全国選手権長崎大会は7月7日に開幕する予定で、組み合わせ抽選会は今月17日に大村市で実施する。


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