ヴァンラーレ八戸とキットサプライヤーのHummel((株)エスエスケイ)は8日、「八戸三社大祭山車」をデザインした今季のサードユニフォームを発表した。このキットは7月から9月にかけての公式戦で着用する。
Vanraure Hachinohe 2022 Hummel Third FP
昨年に引き続き八戸三社大祭山車をデザインした限定サードユニフォーム。デザインは、八戸に多くの伝説を残す源義経と弁慶が、蝦夷へ渡る「義経北行伝説」を描いている。
八戸を代表する祭り『八戸三社大祭』の山車運行は、コロナ禍の影響で3年連続で中止に。寂しいという声が多い中、八戸市をホームタウンとするサッカークラブとして地域の声に応え、同時に八戸を全国へ伝えたいというクラブの想いを実現するために、今年も八戸三社大祭山車デザインを制作したという。
今回のデザインは「はちのへ山車振興会」と、3年連続で最優秀賞に輝いた山車の制作を指揮した石橋元平氏の協力を得て作成したもの。
今回ユニフォームに採用の山車絵は、現在制作中の全国でPRイベント用の山車の題材でもあり、デザインを担当した石橋氏の「ヴァンラーレも義経のように全国に羽ばたいてほしい」という願いを込めたものだ。
FP用ユニフォームはゴールドを基調に、スポンサーなど各部ロゴマークをブラックで統一。それに合わせてエンブレムもブラックで彩る。
Vanraure Hachinohe 2022 Hummel Third GK
GKユニフォームはブラックを基調に、フィールドプレーヤーと同じく「義経北行伝説」を描いたデザイン。
8日に八戸市内で行われたユニフォーム発表記者会見には、新井山祥智選手とGK蔦颯選手がユニフォームを着用して登壇した。2人が手に持つプレートには「出陣」の文字。
このサードユニフォームは、7月2日の明治安田生命J3リーグ第15節 松本山雅FC戦から着用を開始。9月17日の第25節 FC岐阜戦まで、5~6試合での着用を予定している。
一般向けには、ファンクラブ先行で6月8日より発売を開始。ユニフォームの売上金の一部は「はちのへ山車振興会」に寄付されるという。販売についての詳細はヴァンラーレ八戸の公式ウェブサイトまで。