【中医協】リフィルやオンライン資格確認の調査「現場で何が問題になっているかの項目を」/公益委員

【2022.06.15配信】厚生労働省は6月15日に「中央社会保険医療協議会(中医協)診療報酬改定結果検証部会」を開き、「令和4年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の実施について」を議論した。この中で、公益委員からリフィル処方箋やオンライン資格確認などの新たな制度改革に関する調査に関して、「現場で何が問題になっているかの項目を入れてほしい」との要望があった。この意見はその後の総会で報告され、おおむね了承された。

議論の中で公益委員である中村洋氏(慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授)は、リフィル処方箋の調査内容に関して要望を述べた。

「制度改革に伴ってリフィル処方箋であるとかオンライン資格確認など新たな調査が組み込まれました。新しい仕組みに関しては、実施状況のみならず、現場で何が問題になっているのか、あるいはどういった治療上のメリット、あるいは患者さんへのメリットが現場で感じられているのかなど、今後の中医協の政策議論に資する質問を入れていただければと思います。具体的な質問の文言についても、ぜひ中医協の委員の先生方のご意見を可能な限り反映するためにも、早めにお聞きしていただくということが必要だと思っています。充分に意見を反映できるスケジュールでお願いできればと思っております」と述べた。

この意見はその後の総会に報告され、今後、委員の意見を聞きながら調査票を作成する方向で了承された。
なお、事務局は調査案を提示していた。
https://www.dgs-on-line.com/articles/1620

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