ウィリアム王子一家 エリザベス女王の居宅からわずか10分の距離へ引っ越し

英国のウィリアム王子がウィンザーにある4ベッドルームの家に引っ越すという。先日即位70周年を迎えたエリザベス女王が近くに住むアデレード・コテージに、キャサリン妃と3人の子供たち、飼い犬のオーラと住む予定で、税金で賄われるセキュリティや改修費用といった心配も要らないそうだ。

13日に、ザ・サン紙が報じたところによると新居には常駐のスタッフはおらず、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の3人は秋から地元の学校に通う予定だという。

一方でノーフォークにある別宅アンマー・ホールは家族の休暇場所として残し、現在住むケンジントン宮殿のアパートメントはスタッフのオフィスとして使用し続ける意向のようだ。

ある関係者が同紙にこう明かす。

「ケイト(キャサリン妃)とウィリアムはウィンザーで新たな生活を始めようと、質素な物件を探していました。アデレード・コテージは、4ベッドルームですしその条件を満たしていました。常駐のスタッフがいないので、それで足りるのです」

「2人は、目立ったり、納税者たちに負担をかける改修や余計なセキュリティが必要な物件をを頑なに拒否していました。更にジョージ、シャーロット、ルイが一緒に地元の学校に行くことができるのも魅力でした。子供たち3人が庭で走り回ったり、遊んだりと、アンマーホールで楽しんでいたこともできます」

「学校と女王の近くにある快適なファミリーホームが彼らの望みで他は何も求めていませんでした。家賃もプライベートの口座から彼らが支払う予定です。あとは大切な家具や物を持ち込むだけです。家族みんなで今年の夏引っ越すことを楽しみにしていますよ。人生の新たな章をウィンザーで共に始めるのです」

一方ロイヤルファミリーの話題を取り扱うマジェスティ誌のイングリッド・スワード編集長はこう話す。

「ウィリアムは祖母と常に親しく、イートン校での学生時代も女王と毎週お茶をしていました」

「女王の方もウィリアムのような人が必要です。スタッフ以外は1人でいることも多いですから、ウィリアム、ケイト、3人のひ孫たちが10分離れたところにやって来るのを喜んでいることでしょう」

アデレード・コテージは2015年に改修、主寝室には金のイルカと天井にロープの装飾、またグレコエジプシャン風の暖炉があるそうだが、他の英王室の家に比べれば質素なものだという。

ちなみに英王室の主要メンバーを退位し現在アメリカで新生活を送っているヘンリー王子とメーガン妃は、ウィンザーのフロッグモア・コテージを改装した際、インテリアデザイナーを雇い、床下暖房、銅でできた浴槽を設置するなど英国民の税金240万ポンド(約4億円)を散財したことで非難を浴びていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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