2022年7月10日、第26回参議院議員通常選挙（以下、参院選）が実施されます。
本記事では、参院選の日程や投票方法などの基本情報をはじめ、立候補予定者の顔ぶれなどを紹介します。
「選挙では毎回必ず投票に行く！」という人はもちろんのこと、
・誰（政党）に投票すべきか迷っている
・選挙に興味はあるけど今まで投票に行ったことがない
という人も事前に基本情報をチェックし、ぜひ投票所へ足を運んでみてください。
2022年6月22日公示、7月10日投開票
今回で第26回となる参院選は、2022年6月22日に公示され、7月10日に投開票が行われます。
参院選とは、参議院議員の半数を改選する選挙です。参議院議員の任期は6年ですが、参議院には解散の制度がなく、3年ごとに定数の半分を改選する決まりとなっています。
2018年の公職選挙法改正では定数が6議席増えたため、前回の参院選では121議席＋3議席（6議席の半数）の計124議席が改選されました。今回は全議席248人の半数にあたる、124名＋神奈川選挙区の欠員1名、合計125名の参議院議員が選ばれる予定です。
参院選では「選挙区」と「比例代表（全国比例）」で投票が実施されます。
選挙区はほとんどが都道府県単位となっていて、各選挙区から合わせて74人の参議院議員を選出します。投票用紙には「立候補者の個人名」を記入して投票します。
一方、全国比例とは全国単位で行われる比例代表選挙のことで、50人の参議院議員を選出します。投票用紙には「立候補者の個人名（または政党等の名称）」を記入して投票します。全国比例においては、立候補者が獲得した個人票も政党等の獲得票としてカウントされる決まりです。
また2019年の参院選から「特定枠」が導入されました。これによって、一部拘束名簿方式のように政党が当選議員を決められるようになっています。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
【関連】今から知っておきたい！参院選2022の全国比例の仕組み
【関連】参院選と衆院選の違いとは？簡単解説【参院選2022】
立候補予定者を知りたい！選挙区・比例代表の顔ぶれを見る
選挙ドットコムでは、参院選特設サイトをオープンしました。選挙区・比例代表別に立候補予定者の顔ぶれや肩書きなどを確認できます。
・自分の選挙区からどんな人物が立候補する予定なのか
・各政党は一体どんな政策を掲げているのか
参院選は自分たちの暮らしにも大きく影響します。どんな人物（政党）が、どのような政策を掲げているのか、ぜひチェックしてみてください。
また、現在の立候補予定者の顔ぶれは参院選特設サイトからもチェックできます。
選挙区別・政党別に立候補予定者を確認する手順を以下で解説します。
選挙区別に立候補予定者の顔ぶれを見る手順
1.参院選特設サイトのトップページへ飛ぶ
2.「選挙区別」画面までスクロールし、自分の住民票がある都道府県を選択する（※ここでは東京を選択）
3.顔ぶれを確認する
表示は標準順・五十音順に並べ替えが可能です。
比例代表別に立候補予定者の顔ぶれを見る手順
1.参院選特設サイトのトップページへ飛ぶ
2.「比例代表」画面までスクロールし、政党を選択する（※ここでは自民党を選択）
3.顔ぶれを確認する
本記事ではごく一部の立候補予定者を確認しましたが、参院選特設サイトでは全選挙区・全比例代表の立候補予定者を確認できます。
さらに詳細な情報を確認したい人は、ぜひ参院選特設サイトへどうぞ！
期日前投票は6月23日〜7月9日
期日前投票の期間は、6月23日〜7月9日です。公示翌日から投開票日の前日にかけて行われます。
昨年行われた衆院選に引き続き、今回の参院選では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から期日前投票の活用が推奨されています。
本来は投票日当日に仕事や旅行などで投票所へ行けない人のための制度ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止も期日前投票を利用する事由に該当するということです。
期日前投票は、各市区町村に一箇所以上設けられる「期日前投票所」で行われます。詳しくは各自治体の選挙管理委員会のWebサイトから確認してみてください。
参院選2022の基本情報まとめ
改めて、ここまでの要点をまとめてみましょう。
- 投票日程：2022年6月22日に公示、7月10日に投開票
- 選挙方法：有権者は選挙区から1名、全国比例から1名（または1つの政党等）を選択して投票
- 投票方法：7月10日の投票日以外にも、6月23日～7月9日の間に期日前投票が可能！
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選挙管理委員会事務局は期日前投票を推奨
以上、参院選2022に関する基本情報をご紹介しました。
また、選挙ドットコムでは参院選特設サイトを開設しました！選挙区・全国比例ごとに立候補予定者の顔ぶれをはじめ、現在の議席数なども確認できます。
今まで投票に行ったことがないという人も、ぜひ特設サイトを参考にして投票所へ足を運んでみてくださいね。
（執筆協力：森しゅなつ）
