「ミスサケ」酒米・雄町を田植え 岡山大会受賞者ら体験しPR

雄町の苗を植える(左から)松崎さん、安藤さんら

 日本酒を中心とした日本文化の魅力を国内外へ発信する「Miss SAKE(ミスサケ)」の地方大会・岡山大会(今年2月、岡山市)の受賞者らが15日、同市南区中畦の水田で岡山発祥の酒米・雄町の田植えを行った。酒や農業をPRする活動の一環で、岡山県内初の地方大会開催を記念して全国大会を主催する一般社団法人「Miss SAKE」(東京)が企画した。

 米麦生産の国定農産(同藤田)が管理する水田の一角で実施。グランプリの安藤恵さん(35)=津山市出身、準グランプリの杉原未来さん(27)=岡山市在住、昨年の全国大会グランプリ「ミスサケジャパン」の松崎未侑さん(24)らが、等間隔に目印を付けた綱に沿って4、5本ずつ丁寧に手植えした。

 安藤さんは「実家でも米を育てていたので、粘土質の土の感触が懐かしかった。全国大会でも岡山の日本酒や酒米をPRしていきたい」。岡山大会実行委の石原貴史委員長は「いい酒造りは米作りから始まる。雄町を全国に知ってもらうきっかけになれば」と話していた。

 全国大会は7月4日に京都市で開かれ、21人が出場する。

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