児童がコンクリート橋の床に将来の夢描く 岡山・倉敷市、西日本豪雨被害の工事現場で柳井原小の41人【岡山・倉敷市】

2018年の西日本豪雨で決壊した小田川の付け替え工事に伴い、倉敷市内で建設中の橋の床に6月16日、地元の小学生が思い思いに将来の夢を描きました。
「小説家になって本を出したい」「プロ野球選手になって活躍したい」などと言いながら絵を描いたのは、倉敷市船穂町の柳井原小学校の児童41人です。
コンクリートでできた橋の床をキャンバスに見立て、およそ100平方メートルの広さにさまざまな色のペンを使って将来の夢や地域の未来の姿を表現していきました。
この橋は、西日本豪雨被害に伴う小田川の付け替え工事で、高梁川の合流地点の近くの柳井原貯水池に新しく架けられるもので、長さは187メートル、幅は9.5メートルあります。
橋の工事がおおむね完了したことから、地元の子どもたちに喜んでもらおうと施工業者が企画しました。
橋の床には今後、アスファルト舗装が施されて絵は見えなくなるものの、子どもたちの夢は橋とともに残り続けます。
橋は8月中旬に開通する予定です。

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