なんとも「奇妙な契約条項」を付けていた8名のスター選手

夏のマーケットで多く行われる選手の移籍。その契約には給与やボーナスの額だけではなく、それぞれの選手に合わせて様々な条件が加えられている。

今回は『Planet Football』から「奇妙な契約条項があった8名の選手」をご紹介しよう。

ロベルト・フィルミーノ

クラブ:リヴァプール

2013年の夏、リヴァプールはアーセナルからルイス・スアレスの獲得オファーを受けた。その額は4000万1ポンドだった。なぜかといえば、契約に「4000万ポンド以上の入札は常に選手へ通知する義務がある」という条項があったからだ。

そこでリヴァプールはロベルト・フィルミーノを獲得するとき「アーセナル以外のクラブ」に限って9800万ユーロの契約解除条項を設定したという。

マウロ・イカルディ

クラブ:PSG

イカルディはインテルで難しい状況になったあと、2019-20シーズンをパリ・サンジェルマンに貸し出されて過ごし、2020年夏に5800万ユーロの移籍金で完全移籍した。

しかしその際、インテルはイカルディがイタリアに戻ってくることを警戒した。特にライバルであるユヴェントスへ移籍してほしくないと考え、「もしユヴェントスに移籍するならインテルに1500万ユーロを支払う」という条項を加えていた。

ナウエル・グスマン

クラブ:ティグレス

アルゼンチン人のゴールキーパーであるナウエル・グスマン。代表でも6capを持っている彼は、ニューウェルズ・オールドボーイズからメキシコのティグレスへ移籍した。

しかしその際、メッシの大ファンである彼は「もしニューウェルズにメッシが復帰してきたら、自分も同クラブに移籍できる」という条項を提案。ティグレスもそれを受け入れた。

ジュゼッペ・レイナ

クラブ:ビーレフェルト

1996年にヴァッテンシャイトからビーレフェルトへと移籍したストライカーのジュゼッペ・レイナ。彼はその際に珍しい契約条項を要求し、「毎年クラブが新しい家を提供する」という条件を加えることに成功した。

ところがその家の大きさがまったく指定されていなかったため、ビーレフェルトは毎年レゴブロックで作った家をレイナに送っていた。

マティヤ・ナスタシッチ

クラブ:シャルケ04

マンチェスター・シティからシャルケ04に移籍することになったとき、ナスタシッチはサプライヤーのことについてかなり繊細な契約を結んでいた。

彼はadidasのグッズのみを着用することを要求されたが、彼はスパイクが合うかどうかを気にしていた。そのため「健康上の理由でそのシューズが履けないことが証明された場合、他のブランドの着用を許可する」という文が加えられていた。

シュテファン・シュヴァルツ

クラブ:サンダーランド

1999年にバレンシアからサンダーランドに移籍したシュテファン・シュヴァルツは、前澤友作のように「世界初の商用宇宙飛行」に申し込むことを検討していた。

サンダーランドはそれを懸念していたため、契約に「宇宙条項」を挿入し、「シュヴァルツが宇宙旅行をした場合、その契約は無効となる」ことが定められていた。当時はそれがかなり危険なものであるとされていたからだ。

ネイマール

クラブ:PSG

2021年にパリ・サンジェルマンと新たな契約を結んだネイマール。『AS』によれば、その契約には珍しい条項が入っていたそうだ。

それは「キリアン・エムバペがクラブの事情によって売却されることがない」という約束だった。結局、彼には今夏移籍の噂があったものの残留が決定している。

サディオ・マネ

クラブ:リヴァプール

現在バイエルン・ミュンヘンへの移籍が噂されているサディオ・マネ。今夏送られた最初のオファーの金額がかなり大きな話題になった。

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『Times』によればバイエルンは移籍金2350万ポンド+ボーナスでオファーしたものの、その追加金額をすべて受け取るには「3年間の契約でチャンピオンズリーグ3連覇、バロンドール3連覇」が必要だったという。リヴァプールは即座に断ったそうだ。

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