”ボクサー”赤井英和がよみがえる 息子・赤井英五郎が監督 映画「AKAI」公開決定

現役のプロボクサーでアメリカで映像を学んだ赤井英五郎が監督を務め、父である赤井英和をボクサーの面から描き出した映画「AKAI」が、9月9日より劇場公開されることが決まった。

現在は、俳優・タレントとして活躍する赤井英和。そんな赤井は、1980年に鮮烈なデビューを飾り、21戦19勝16KO2敗の戦績を誇る、「浪速のロッキー」の愛称で愛されたボクサーだった。「AKAI」は、赤井英和の俳優デビュー作「どついたるねん」の阪本順治監督が全面協力。ボクサーとして再起不能のダウンから復活を遂げ自分自身を演じた主演作「どついたるねん」のほか、世界王者に挑戦したブルース・カリー戦や引退の引き金になった大和田正春戦の迫力あふれる試合映像、貴重なインタビューによって、ボクサーとしての赤井英和を描き出している。

ポスタービジュアルでは、引退の引き金になった「大和田正春戦」の直前に、写真家・篠山紀信が撮影した貴重な写真が使用されている。若き日の絞り込まれた赤井の姿が大きく写し出されている。

「どついたるねん」の阪本順治監督、本作の赤井英五郎監督のコメントも公開された。公開されたコメントは以下の通り。

【コメント】

■阪本順治(「どついたるねん」監督)

「ひとは、生きてさえすりゃ、おもしろいことあるよ!」と、云われたかのような感慨と感動を覚えた。おかしみから始まり、やがて哀愁へと綴られ、そして、赤井英和という漢(おとこ)の温かな懐につつまれる。
ひとびとが孤立し、いびつで不寛容な社会になってしまったいま、最も観るべき最高の映画!

■赤井英五郎監督

この映画には、コロナ過で感じたこと、家族への思いなど、いろんな思いを込めて作りました。
父(赤井英和)は、過去や未来のことを考えられない性格、今この瞬間でしか生きていない。
それは父の才能でもあるけど、「今日頑張れば、明日があるかもしれない。」
これから観る方にはそんなことを感じて欲しいです。

【作品情報】
AKAI
2022年9月9日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ギャガ
©映画『AKAI』製作委員会

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