高島屋の新横浜駅ビル店舗 2023年2月に閉店へ 「食」に特化、47ブランド展開

JR新横浜駅の駅ビル「キュービックプラザ新横浜」

 高島屋(大阪市)は17日、JR新横浜駅の駅ビル「キュービックプラザ新横浜」に出店している「タカシマヤフードメゾン新横浜店」(横浜市港北区)を来年2月中旬で閉店すると発表した。同社は「(横浜駅西口の)横浜高島屋の地下食料品売り場を広げたこともあり、経営効率を総合的に判断して契約更新をせず営業を終了することにした」としている。

 新横浜の店舗は2008年3月、“駅上デパ地下”とのコンセプトで「食」に特化してオープン。同プラザの3.4階に約1600平方メートルを賃借し、人気の総菜や和洋菓子、生鮮食料品など計47ブランドを展開していた。

 同社は、新型コロナウイルス禍が直接的な閉店の理由ではないとしつつ、新幹線利用や周辺のスタジアムなどでの大規模イベントが減ったことで、一定の影響があったと明かした。

 担当者は「利益面でなかなか目標に達しなかったことに加え、横浜高島屋とは一部、商圏が重なってもいる。総合的に考え、横浜に経営資源を集中することにした」と話している。

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