大和市長パワハラ疑惑 ハラスメント禁止条例案提案へ 市議会議長が方針

大和市役所

 大和市副市長を昨年4月に辞職した金子勝氏(65)が大木哲市長(73)による職員へのパワーハラスメント的言動があったと告発したことを巡り、大和市議会の中村一夫議長は17日、9月定例会に市ハラスメント禁止条例(仮称)案と、調査特別委員会の中間報告を踏まえて市議会の見解を表明する決議案を提案する方針を発表した。

 9日に公表された中間報告では、市長と井上昇副市長(72)の言動を「パワハラと思われる傾向があったと推認できる」と結論付けた。第三者機関による相談窓口の設置などを盛り込んだ市ハラスメント禁止条例案は、職場環境の改善が急務として制定を求めた。議長方針は中間報告を受けて検討した。

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