クルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が17日、2019年11月以来、約2年半ぶりに長崎県五島市に寄港した。
市と県によると、クルーズ船は年に数回ずつ五島に寄港していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた。再開は県内では佐世保、長崎に次いで3カ所目。
同船は、乗客約230人のPCR検査の陰性を確認し、16日夜に門司港(北九州市)を出発。17日朝、福江港に到着した。岸壁では、コロナ前のような子どもたちの太鼓演奏などはなかったものの、五島市職員らが大漁旗を振ったり、地元業者が特産品を販売したりして歓迎。乗客は市内の観光地を大型バスや海上タクシーで巡った。
福岡県の自営業男性(65)は「自粛が続いていたが、初めての五島で楽しみ」と話した。
同船は同日夕、鹿児島県の屋久島に向け出港した。7月も寄港する予定。市は「感染状況を注視しながら、受け入れを進めたい」としている。
クルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」 2年半ぶり五島寄港
- Published
- 2022/06/18 11:50 (JST)
- Updated
- 2022/06/19 12:25 (JST)
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