核兵器禁止条約の初めての締約国会議が来週、オーストリアのウィーンで始まります。日本からも被爆者らが続々と現地入りしています。
小林康秀キャスター
「ウィーンの中心部、シュテファン大聖堂や多くの商店が立ち並ぶ観光地になっていまして多くの人出なんですが、このビルで若者と被爆者が交流するイベントが行われます」
イベントは、条約の締約国でもあるアイルランド大使館で開かれました。約10か国、50人が集まりました。
家島昌志さん(広島で被爆)
「核兵器禁止条約の第一回締約国会議が開催されることは核兵器廃絶を願う私たちにとって大きな喜び」
このイベントには、広島、長崎の高校生も参加し、各国の若者たちと交流していました。核兵器禁止条約の締約国会議は21日から3日間、開かれます。
この会議に合わせてウィーンでは、被爆者や若者たちが核兵器の廃絶を訴える、様々なイベントが開かれる予定です。
ICAN国際運営委員 川崎哲さん
「どれだけ多くの世界の人が、核兵器のない平和な世界を望んでいるのかを一瞬一瞬感じているので、そのことも日本の皆さんに伝えていけたらなと思う」