ニセ電話詐欺被害多発 買い物客に注意喚起 大村署や市など

買い物客にチラシなどを手渡す大村市職員(左)=同市、コレモおおむら

 長崎県内でニセ電話詐欺の被害が多発していることを受け、大村署などは14日、大村市東本町のコレモおおむらで買い物客らに注意を呼びかけた。
 県警音楽隊、カラーガード隊のコンサートに合わせて実施。同署と共同でニセ電話詐欺の被害撲滅に取り組んでいる同市のほか、大村地区町内会の関係者ら約20人が参加した。
 同市では今年、1件で約2900万円をだまし取られる被害が発生している。同署員や市職員らは、チラシなどを買い物客に手渡して注意喚起。自転車を運転する際のマナーアップも合わせて呼びかけた。
 同署生活安全課の亀井立課長は「高齢者だけでなく30~40代の被害も増加している。電話で電子マネーのことを言われたら、まず詐欺を疑ってほしい」と話した。

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