全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第11戦SUGOは小高一斗がポール・トゥ・ウインで5勝目

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会は6月19日、9時05分から宮城県のスポーツランドSUGOで第11戦の決勝レースが行われ、小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)がポール・トゥ・ウインで第10戦に続き連勝を飾った。2位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)、3位は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)となった。

 3回のセーフティカー導入、赤旗1回と近年にない荒れたレースとなった第10戦から一夜明け、スーパーフォーミュラ・ライツ第4大会は第11戦を迎えた。朝から前日以上の暑さのなか、9時05分に決勝のスタートが切られた。

 第10戦では2台がストールを喫したが、この第11戦では全車がしっかりとスタート。ポールポジションの小高がトップで1コーナーに入るが、その後方では好スタートを決めた古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)がアウトから2番手スタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)をオーバーテイク。小高、古谷、太田というトップ3となっていく。

 その後方では平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)が続くが、3周目の1コーナーで木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が野中をパス。5番手に浮上し、上位陣は序盤緊迫した展開でレースを進めていった。

 ただ先頭の小高はジワジワと古谷とのギャップを築いていき、上位陣は少しずつタイム差が広がっていくことに。終盤まで平良と木村の4番手争いが接近したが、順位変動はなくチェッカー。小高がポール・トゥ・ウインで今季5勝目をマーク、2位は自己最高位タイとなる古谷、3位は太田となった。ファステストラップは7周目に1分14秒529をマークした太田が獲得している。

 4位は平良、5位は木村、6位は野中という結果に。マスタークラスは序盤はDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)と、レース中盤以降は平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)とバトルを展開、これを抑えきり総合9位となった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が制した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権

第11戦スポーツランドSUGO 決勝結果

Pos. No. Driver Car Engine Laps Grid Qualify

1 37 小高一斗 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 19 1 1’13.590

2 36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 19 3 1’13.804

3 2 太田格之進 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 19 2 1’13.643

4 38 平良響 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 19 4 1’13.827

5 1 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 19 6 1’14.144

6 35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 トムスTAZ31 19 5 1’13.878

7 50 菅波冬悟 Byoubugaura B-MAX Racing 320 スピースA41 19 7 1’14.156

8 10 川合孝汰 Rn-sports 320 スピースA41 19 8 1’14.956

9 4 今田信宏(M) JMS RACING with B-MAX スピースA41 19 10 1’15.618

10 62 平木湧也 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020 19 12 1’15.882

11 30 DRAGON(M) TEAM DRAGON B-MAX 320 スピースA41 19 11 1’15.709

12 63 平木玲次 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020 17 9 1’15.124

天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1’14.529 7/19

スーパーフォーミュラ・ライツ第11戦 スタートを制した小高一斗
平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)
木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)
野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)
スーパーフォーミュラ・ライツ第11戦 表彰台
今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

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