マーリンズ・エンカーナシオン 逆転満塁アーチの鮮烈デビュー

【マーリンズ6-2メッツ】@シティ・フィールド

マーリンズは1点ビハインドの7回表に新人ヘラール・エンカーナシオンが1号グランドスラムを放ち、逆転に成功。6対2で地区首位のメッツを破り、連敗を3でストップした。マーリンズ先発のサンディ・アルカンタラは8回106球を投げて被安打6、奪三振8、与四球1、失点2の好投で7勝目(2敗)をマーク。メッツ先発のクリス・バシットは7回途中5安打3失点で5敗目(5勝)を喫した。

マーリンズのアルカンタラは日本時間5月12日のダイヤモンドバックス戦から8試合連続で7イニング以上を投げて自責点2以下と素晴らしいパフォーマンスを続けているが、そのエース右腕を救う一発が7回表に飛び出した。一死満塁のチャンスを作り、「8番・ライト」でスタメン出場した新人エンカーナシオンがライトへの1号逆転グランドスラム。今日メジャーデビューした新人外野手のメジャー初安打はチームを逆転勝利へ導く貴重な一発となった。

デビュー戦でグランドスラムを放つのは、マーリンズでは2005年のジェレミー・ハーミッダ以来、球団史上2人目の快挙。ドミニカ共和国出身がデビュー戦でグランドスラムを放つのはメジャー史上初めてだった。また、エンカーナシオンは3回裏にライトへのヒットを放って二塁打を狙ったトマス・ニードの二塁への進塁を阻止。9回表にエラーで出塁した際には二塁への盗塁を決め、デビュー戦で「グランドスラム」、「盗塁」、「外野からの補殺」の3つを記録するのはメジャー史上初の快挙だった。

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