パドレス・マチャドが左足首を負傷 骨折は回避も数週間離脱か

低調なパドレス打線のなかで孤軍奮闘してきたマニー・マチャドをアクシデントが襲った。日本時間6月20日、敵地クアーズ・フィールドでのロッキーズ戦で1回表にピッチャーゴロに倒れた際、一塁を駆け抜けようとしたときにベース上でスリップして転倒。痛めた左足には体重をかけることができず、助けを借りてフィールドから立ち去った。パドレスはその後、レントゲン検査の結果、骨には異常がなかったことを発表。ただし、マチャドは左足首の捻挫により数週間の戦線離脱が予想されている。

現在29歳のマチャドは今季ここまで66試合に出場して打率.328、12本塁打、46打点、7盗塁、OPS.945の好成績をマーク。若きスター遊撃手のフェルナンド・タティスJr.が開幕から欠場するなかで強力とは言えないパドレス打線を牽引し、MVP候補の1人にも挙げられていた。タティスJr.はまだバットのスイングを再開できておらず、戦列復帰にはもう少し時間がかかる見込みであり、マチャドを欠くことになれば、パドレス打線はさらなる得点力低下を強いられることになるだろう。

ナショナル・リーグ西部地区でドジャースとの熾烈な首位争いを繰り広げているパドレスの強みは投手力。エース右腕のジョー・マスグローブはここまで8勝0敗、防御率1.59という素晴らしい成績を残し、ダルビッシュ有、ショーン・マネイア、ニック・マルティネス、マッケンジー・ゴア、ブレイク・スネル、マイク・クレビンジャーと充実の先発ローテーションを誇っている。ブルペンでは開幕直前のトレードで獲得したテイラー・ロジャースが20セーブをマーク。マチャド離脱のあいだはこの投手力を武器に辛抱強い戦いを続けていくことになる。

タティスJr.の欠場中は金河成(キム・ハソン)が遊撃のポジションに入っているが、さらにマチャドが離脱することになれば三塁のポジションにも穴が開いてしまう。メジャーのロースターにいるセルジオ・アルカンタラ、マイナーにいるC・J・エイブラムス、ロビンソン・カノーらが代役候補となるが、外部からの緊急補強が検討される可能性もありそうだ。

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