全国高校総体(インターハイ)県予選は19日までに、足利大付高第3体育館ほかで各競技を行い、サッカー男子決勝は矢板中央が0-0のまま突入したPK戦を3-1で制して佐野日大を下し、4大会連続11度目の優勝を飾った。
圧巻 PK3本連続阻止 矢板中央GK上野
激戦に終止符を打ったのは背番号1だ。サッカー男子決勝は矢板中央のGK上野豊季(うえのとよき)が0-0のままもつれ込んだPK戦で圧巻の3本連続ストップ。強烈なインパクトを残し、勝利の立役者になった。
先輩の背中を見て、後輩は育つ。昨年までゴールマウスを守ったのは「PKストッパー」とも呼ばれた名手藤井陽登(ふじいはると)(明大)。藤井からPK時の構えや「感覚的なところ」を学んだ上野は「昨年、藤井先輩があれだけPKで結果を出していた。自分もここで止めなきゃ本物じゃない」と気合が入った。