災害時の車支援で協定 日本カーシェア協とJU宮崎

 日本カーシェアリング協会(宮城県、吉澤武彦代表理事)と県中古自動車販売商工組合(JU宮崎、平山学理事長)は16日、災害時の車手配など支援態勢を強化する協定を締結した=写真。同協会が展開する支援ネットワークを活用し、被災者への車の無償貸し出しを円滑に進める。
 東日本大震災をきっかけに発足した同協会の呼びかけにJU宮崎が応じた。JU宮崎は同協会が全国展開する支援ネットワーク「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」に加盟。県外の加盟団体と連携し、災害発生時、一定期間車を無償で貸し出す。また、被災者に貸し出すための車の寄付呼びかけも行う。
 同市高岡町のJU宮崎であった締結式で吉澤代表理事は「協定締結で災害の多い九州、宮崎での支援を強化できる」、平山理事長は「南海トラフ巨大地震なども想定される本県での暮らしに車は欠かせない。しっかり連携していきたい」とあいさつした。

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