2022年もスーパーGTではENEOS GIRLSとして、スーパーフォーミュラではルーキープリティとして活躍する今井みどりさん。今年でレースクイーン7シーズン目を迎えるのだが、最近ではサーキットに行くたびにレースのことが好きになっているという。
今年1月、東京オートサロン2022で行われた日本レースクイーン大賞2021表彰式では、念願の日本レースクイーン大賞を受賞。ステージでスピーチをした際は、涙を流しながら、ファンやお世話になった人に感謝の気持ちを伝えていた今井さん。あれから数カ月が経ち、新たな気持ちで2022シーズンを迎えている。
「昨年は『日本レースクイーン大賞を絶対に獲るぞ!』という気持ちでシーズン開幕を迎え、皆さんの応援もあって、念願のレースクイーン大賞を獲ることができました。今年も同じチームを継続をさせていただいたので、恩返しの年にしたいなと思っています。それが昨年の開幕とは心境が違うかな」
「レースクイーンも長く続けているので、ここ数年応援してくれているファンの方たちが『本当に良かったね!』って喜んでくれて、私もホッとしました」
日本レースクイーン大賞を受賞したことでひとつ肩の荷が降りたのか、1年前と比べると、どことなく穏やかな表情を浮かべる今井さん。
2016年にレースクイーンデビューを果たし、今年で7シーズン目に突入するのだが、初年度からスーパーGTでは常にGT500クラスのトヨタ/レクサス系チームを担当している。
大きな目標を達成した今井さんだが、大好きなレースの世界でもうひとつ見たい光景があるという。それは自身が応援するチームがシリーズチャンピオンを勝ち取ることだ。
「チームがチャンピオンを獲る姿が見たいです! そうなるように私も全力で応援したいです」
「2021年も初戦は優勝して良い感じのスタートを切りました。最終戦も『いけるかな?』と思わせてくれたんですが……。結果としては悔しかったですけど、チームの皆さんと共に、中身の濃い楽しい1年を過ごすことができました」
「今年も14号車は開幕戦でポール・トゥ・ウインを達成したので『今年こそは!』と期待しています!」
「それと同時に、コロナ禍だからこそ、大好きなサーキットでお仕事ができるいう機会を大切にして、サーキットでしか感じられない楽しさを、より噛み締めていきたいなと思っています」
レースクイーン初年度の頃とは違い、今ではレースの魅力にハマった今井さん。2020年にコロナ禍でレースクイーンがサーキットに行けなかった時も、J SPORTSオンデマンドに登録して、自宅でレース観戦をしていたとのこと。サーキットで活躍する今井さんがきっかけとなり、家族もレース観戦を始めるようになったと話す。
「家族も、最初は私を見にきていたんですけど、そのうちレースにハマっちゃって、昨年はスーパーフォーミュラとスーパーGTの2カテゴリーでSUGOやもてぎに観戦に行っていました」
「この前も『今度は鈴鹿観戦デビューするよ!』って、お父さんのテンションが上がっていて……そういうのを聞くと嬉しいですね! 海外ラウンドが復活したら『そこも観にいきたい!』と張り切っています(笑)」
「いつになるかわかりませんが、私がレースクイーンを卒業した後も、変わらずサーキットにレースを観にいきたいですし、その時は家族と一緒に観戦したいですね!」
レースクイーンという仕事をきっかけに、今ではレースを観ることが日常の楽しみのひとつになっている今井さんだが、何よりも今シーズンのTGR TEAM ENEOS ROOKIEとROOKIE Racingを全力で応援しつつ、サーキットでの活動を存分に楽しみたいと、より一層気合いが入っている様子だった。