浦和北、春日部女など15校で募集減 埼玉県公立校23年度募集人員、全日制2年ぶり減 統廃合の影響も

埼玉県公立校、全日制の募集人員2年ぶり減

 埼玉県教育委員会は20日、2023年度の県公立高校と県立伊奈学園中学校の生徒募集人員を発表した。公立高校全日制の募集は前年度比2校減の137校で行い、人員は720人減の3万6400人で2年ぶりに減少した。定時制の募集は24校で2140人、伊奈学園中は80人でいずれも前年度から増減はなかった。

 国公私立中学校と義務教育学校の卒業予定者は19人減の6万2732人。県教育局県立学校人事課は募集人員の減少について市町村立中学校卒業予定者の減少や、広域通信制を希望する生徒が増加していることを挙げ、「前年度の一時的な学級の増加を元の規模に戻した」と説明した。

 全日制で募集人員を減らすのは浦和北、春日部女、川越西など計15校で各40人ずつ減らす。普通科では640人減、専門学科では商業に関する2学科で各40人減らす。また、飯能と飯能南、児玉と児玉白楊が統合し、計3学級120人減少した。

 23年度の県公立高校入試の学力検査は来年2月22日で、一部の学校は同24日に実技と面接を行う。合格発表は3月3日で、追試は同6日。

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