【聞かせて】 No.766「渡邉 八惠子さん・行政相談功績で藍綬褒章受章」

 2001年に総務大臣から行政相談委員の委嘱を受け、今年で21年。これまで受けた相談件数は1526件にのぼり、「行政相談功績」が認められて令和4年春の褒章で藍綬褒章を受章した。「思ってもみなかったことで嬉しかったが、何か特別なことをしたという感覚はなくて」と謙虚に話す。

 行政相談のみならず、日々友人からの身辺相談も多く「会って話を聞くだけ。喜んでもらえるのは嬉しく、私は皆さんに助けてもらっているので幸せな人生」と語る。

 「子どもの頃に田畑で遊んで鍛えられた」という運動好きで、大学時代に出会ったバドミントン競技では全日本学生選手権に出場し、その後も数々の大会で活躍。山口市バドミントン協会理事は40年、白石バドミントンスポーツ少年団指導員は33年続け、市民の体力向上にも貢献している。

    

 【プロフィル】1942年4月、広島県生まれ。鈴峯女子高、杉野女子短大卒業後、玉川大で教員免許を取得する。広島県の中学校で体育科の教員を勤め、夫の転勤を機に山口市へ。1983年から14年間山口県の女性就業相談員を務め、2001年から行政相談委員に。

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