相鉄、傘などの忘れ物をワットマンに売却 保管期間短縮へ

梅雨時は例年多発する傘の忘れ物(相鉄グループ提供)

 相鉄グループの相模鉄道(横浜市西区)と相鉄バス(同)は、傘などの忘れ物の保管期間を短縮し、リユース業を手がけるワットマン(同市旭区)に売却する取り組みを7月1日から始める。ワットマンの販売網を通じリユースしてもらうことで、環境負荷の低減を目指す。

 2021年度の電車やバスでの傘の忘れ物は1万4千本弱に達した。しかし、持ち主に戻る返還率はわずか2割強で、保管場所の確保が深刻化していた。

 このため、保管期間を現行の1カ月から2週間に短縮。保管期間が過ぎた物はワットマンに売却する。同社は店頭販売によるリユースのほか、資源としてリサイクルするという。

 今回の取り組みは「二俣川駅お忘れ物センター」の運営体制の見直しの一環。7月1日から名称も「相鉄お忘れ物センター」に変更する。センターの営業時間もこれまで基本「午前6時半~午後11時」だったのを「午前11時~午後8時」などに短縮する。

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