間宮祥太朗、男泣き!「ナンバMG5」神尾楓珠、森本慎太郎と共にクランクアップ

本日6月22日放送・第10話が最終回となるフジテレビ系連続ドラマ「ナンバMG5」(水曜午後10:00)で主演・間宮祥太朗を務めた、共演の神尾楓珠、森本慎太郎がクランクアップを迎えた。

ドラマは、小沢としお氏による漫画「ナンバMG5」と「ナンバデッドエンド」(秋田書店)が原作の高校“逆”デビュー物語。筋金入りのヤンキー一家・難破家の次男・剛は、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と思っているため、家族に内緒で健全な高校に入学する。そして、家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活をおくる奮闘するコメディーだ。

クランクアップしたその日は、第9話のラストシーンを撮影。東京・渋谷の不良コンビであるグレ(鈴之助)とグロ(東啓介)が、池袋の最強ヤンキー“壊し屋”竜二(岩永洋昭)を連れて、剛が通う真面目な白百合高校に大群で乗り込んできた。剛は自分の大切な場所が荒らされていると怒りを爆発させ、特攻服に着替えて彼らの前に立ちはだかった。1人で向かっていった剛は、竜二から一撃を食らい頭から血を流してしまう。そこに伍代直樹(神尾)と大丸大助(森本)が登場し、加勢。大雨が降る中での大乱闘が繰り広げられることに。

雨の中のけんかシーンということで、びしょぬれで血まみれだった間宮、神尾、森本。最後のカットの撮影が終わり、スタッフからクランクアップのかけ声がかかると、盛大な拍手と「うぉおおお!」という大きな歓声が起き、それぞれに花束が贈られると、3人は熱い抱擁を交わした。

森本は「私は3話くらいから本格的に登場させていただき、アクションあり、友情あり、そして恋もしちゃったりなんかして! 原作を読んだ時に大丸が一番好きだったので、その役をやれたこと、大丸と共に成長できたことがすごくうれしくて、感謝しかありません。皆さんに支えていただき、この温かい現場に来るのがとても楽しかったです。人生で一番の作品と言ってもいいくらいの作品に出合えたと思っています。本当にありがとうございました!」と感謝。

続けて、撮影を振り返り、「なんだか今はよく分からない感情です! “もう、終わりなの?”という寂しさもあれば、“終わったぞー! でも続編もあるよね”という期待感もありますし、そして難破家のみんなも来るし! もう、“何? 何~?”という感じです。スタッフさんもみんな笑顔で、すごくいい現場でした。間宮くんと神尾くんとは、役でも友人になるのですが、それとは関係なく本当の友達になれました。原作から飛び出したように3人でいつもしゃべって過ごした日々は、本当に宝物ですね!」と素晴らしい出会いだったことを明かした。

神尾は「僕は人見知りですし、最初は緊張してなかなか話せなかった部分もあったのですが、間宮くんをはじめスタッフの皆さんも諦めずに僕に接してくださって。それが本当に救いでした。アクションも最初は自信がなくて不安しかなかったのですが、皆さんが『大丈夫、大丈夫』と声をかけてくださって、そのおかげで、最後の回し蹴りが決まったと思います。この作品に参加できて本当に幸せでした。ありがとうございました!」と笑顔を見せた。

また、「3人でクランクアップできて、本当によかったです。寂しさはもちろんありますが、続編があることを期待して! 間宮くんが毎日笑いかけてくれて、慎太郎くんが毎日面白い話をしてくれて、僕の壁はなくなって、楽しく撮影ができました。悔いが残るとしたら、最初から皆の中に入れたらよかったな、って。剛とタイマンはるぞっていう役だったのに、タイマンをはることもなく、こんなに仲良くなれて、皆さんが本当に『この現場が好き』って声をそろえるほど、とても楽しい現場でした!」と語った。

間宮は、森本や神尾が話しているのを見つめながら、すでに涙を浮かべ、自分のあいさつの番がくると、「終わっちまったなー! 本当に、愛情しか感じなかった現場でした。伍代、大丸、どうしよう…。共演者の皆さんの愛情、ゲストで出演していただいた方たちの愛情、各部署のスタッフの皆さんの愛情。今まで聞いたことはありましたが、今回それを“全身全霊の芝居で返したい”と、こんなにも実感した現場はありませんでした。本当に…まだ続編で会うつもりでいるので、夜露死苦~!(剛風に)本当にありがとうございました!!!!!」とほとばしる思いを口にした。

さらに、「6月11日は間宮祥太朗さんの29歳のお誕生日です!」と、キャスト・スタッフ全員から巨大な寄せ書きパネルが贈られた。パネルをゆっくり見つめ、さらに涙を流している間宮は29歳の抱負を聞かれると、「抱負?そんなこと考えていませんでしたが(笑)。この現場の皆さんに次にいつ会えるか分かりませんが、一つの目標に頑張りと思います! 皆さんのことを愛しています。ありがとうございます!」と再会を誓っていた。

次の瞬間、間宮が腰を抜かしてしまうはハプニングが。スタッフたちの後ろから「いえーーーい!!」と、すでにクランクアップした、難破家の父・勝役の宇梶剛士、母・ナオミ役の鈴木紗理奈、兄・猛役の満島真之介がサプライズで登場。難破家のメンバーは「剛! クランクアップ、バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ!」と大盛り上がりし、みんなでハグを交わしてねぎらい合っていた。最後には、間宮はが「ありがとうございました! もう、鼻がぐっちゃぐちゃだよ!」と笑うと、一同爆笑。家族全員で恒例の「いーーーね!」とポーズを取った。

すべてを終えて、間宮はあらためて、「放心状態ですね。キャスト、スタッフさんたちとの小ネタとか思い出しますし、終わって大丸と伍代が自分のもとに駆け寄ってくれたのもヤバかったし、そして難破家のみんなが来てくれて、子どもに戻ってしまいました。『ナンバMG5』をちゃんとやり遂げられたかな、という感じです。でも、まだ終わっていない!ってみんなが思っているから、それだけを信じていられれば、と思います。普段結構話せるのに、今は気の利いた言葉が出てきません!」と感慨無量の様子を見せた。

6月29日には、特別編となる「全開バリバリでアリガト」編(午後10:00)の放送が決定。主要キャストがこの特別編の撮影のために集結し、“最終回のその後”を描く。

難破家の愛犬・松(豆三郎)が、あることにショックを受けて家出を決意する。あてもなく街をさまよい、おなかをすかせた松は、たまたま剛のツレ(友人)の伍代と出会う。伍代は松がくわえていた1通の封筒に気付き。松は知っているのか知らないのか、実はその手紙こそ、剛の今後の人生に大きな影響を与えることになるものだった。

松が一番会いたかったであろう人物との夢の共演も。スペシャルすぎる演出に、本作のファンならずとも興奮すること間違いなし。「仏恥義理でご期待いただきたい! 最後まで夜露死苦!!!」(松・心の声)――ということで、貴重なエピソードも必見だ。

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